2023-12-04 19:54

派閥資金問題、党でも対応=安倍・二階派「慎重に確認」―岸田首相表明

 自民党は4日、党内派閥の政治資金パーティー問題の拡大を受け、役員会で対応を協議した。岸田文雄首相(党総裁)は「国民に疑念を持たれるとすれば遺憾だ。状況を把握しながら党としても対応を考えていく」と表明した。国民の信頼回復につながる対応策を打ち出せるかが焦点となる。
 首相は役員会で、先に茂木敏充幹事長を通じ、政治資金収支報告書への不記載が判明した派閥に国民への説明を指示したことに触れ、「しっかりと対応をお願いしたい」と改めて要請した。
 茂木氏は役員会で「批判を謙虚かつ深刻に受け止め、誠実に対応したい」と強調。この後の記者会見では「決して事務方の問題だと思っていない」と危機感を示し、党の対応について「問題点が明らかになってくれば、再発防止を図る取り組みを進めたい」と説明した。
 最大派閥・安倍派で事務総長を務める高木毅国対委員長は4日、同派がパーティー収入の一部を裏金にしていたとされる疑惑について記者団の取材に初めて応じた。「刑事告発されている中だ。慎重に事実関係を確認し、適切に対応したい」と語った一方、具体的な対応に関しては「直接会計に関わっているわけではないので、分かりかねる」と述べるにとどめた。
 収入の一部を収支報告書に記載していなかった疑いの出ている二階派会長の二階俊博元幹事長は「事実関係をよく調査し、適切に対応する」とのコメントを発表した。 
 政治資金規正法は1回20万円超のパーティー券購入者の名前や金額を公開するよう義務付けている。党内5派閥に対し、この記載を怠ったとして東京地検特捜部に告発状が出された。安倍派と二階派については捜査の過程で裏金疑惑などが浮上している。
[時事通信社]

最新動画

最新ニュース

写真特集