2023-12-03 14:12国際

「3中総会」開催発表されず=更迭人事が影響か―中国

 【北京時事】中国共産党の重要会議である第20期中央委員会第3回総会(3中総会)の開催に関する情報が、恒例の時期を過ぎても発表されない異例の事態となっている。国内外の重要日程が重なったことや、経済方針が定まっていない可能性が指摘される。軍などの更迭人事が影響しているという見方も出ている。
 党は11月27日、習近平総書記(国家主席)主宰の政治局会議を開いたが、3中総会に関する情報は発表されなかった。3中総会は秋以降に開催されるのが慣例で、通常、数カ月前の政治局会議で開催が決まり、直前に詳細な日程が公表される。
 発表の遅れは、人事の混乱と関連しているという見方がある。中国では7月以降、ロケット軍を率いる司令官ら2人が突然交代したほか、秦剛氏が外相を解任され、国防相だった李尚福氏も職を解かれた。汚職や党の規律違反で更迭されたという見方が大勢だが、理由や処遇は明らかになっていない。
 この4人はいずれも党を指導する205人の中央委員で、3中総会で何らかの処分が行われる可能性がある。香港紙・明報は、会議を開けば処分結果に触れざるを得ない一方で、状況の複雑さから「短期間で結論を下すのは難しい」という観測を伝えた。
 一方、今秋は巨大経済圏構想「一帯一路」の国際フォーラムや米中首脳会談など重要日程が詰まっていたほか、景気低迷への有効な経済対策が打ち出せずにいるためという指摘もある。また、習近平政権では第19期の3中総会が通例より半年以上早い2018年2月に開催されるなど、慣例が崩れている側面もある。 
[時事通信社]

最新動画

最新ニュース

写真特集