2023-12-04 00:20国際

ガザ南部に空爆、30人死亡=ハマスはイスラエル拠点攻撃―戦闘休止交渉、人質巡り決裂か

 【エルサレム時事】イスラエルとイスラム組織ハマスは3日、パレスチナ自治区ガザで戦闘を続けた。中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、イスラエル軍は3日、ガザ南部のハンユニスやエジプトとの境界の町ラファを空爆し、少なくとも30人が死亡。ハマスもイスラエル軍の拠点を攻撃したと発表した。戦闘休止に関する交渉は中断し、当分戦闘はやみそうにない。
 イスラエル軍はガザ住民にハンユニスからの退避を呼び掛けており、今後も激しい攻撃を続けるとみられる。一方、ハマスは3日の声明で、ガザ内のイスラエル軍の拠点に爆弾を仕掛け、「占領軍(イスラエル軍)の大勢の兵士を殺害した」と主張した。拠点には約60人のイスラエル兵がいたという。
 イスラエル軍は3日、前夜からの攻撃で、地下トンネルや司令室などハマスの施設を空爆したと説明。10月の地上作戦開始以降、トンネルに通じる約500カ所の立て坑を破壊したと訴えた。軍は2日、ガザ北部ジャバリヤ周辺での任務を完了し、大隊の司令官を殺害したと報告した。
 戦闘休止に関する交渉は決裂状態にある。レバノンにいるとみられるハマス政治局のアロウリ副代表は2日、アルジャジーラに「現在、交渉は行われていない」と明かし、恒久停戦が実現しない限り人質は解放しないと語った。
 イスラエル首相府も2日、「交渉の行き詰まり」を理由に代表団の引き揚げを指示したと発表した。報道によると、高齢男性や女性兵士の解放など新たな条件にも議論が及んでいたという。 
[時事通信社]

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