2023-12-01 22:21社会

勾留死、岡崎署9人書類送検=業過致死・暴行陵虐容疑など―署長ら27人処分・愛知県警

愛知県警岡崎署で勾留中の男性が死亡した事件の処分発表で、頭を下げる平松伸二県警警務部長=1日午後、名古屋市中区
愛知県警岡崎署で勾留中の男性が死亡した事件の処分発表で、頭を下げる平松伸二県警警務部長=1日午後、名古屋市中区

 愛知県警岡崎署(岡崎市)の留置場で昨年12月、勾留中の男性=当時(43)=が死亡した事件で、県警は1日、業務上過失致死と特別公務員暴行陵虐などの容疑で、担当していた警務課長代理の男性警部(46)ら9人を書類送検し、この警部を停職3カ月、署長の警視正(60)を減給100分の10(3カ月)とするなど計27人を処分したと発表した。警部と署長は同日付で辞職した。
 同県警で一度に行われた処分数としては過去最多となった。鎌田徹郎県警本部長は「不適切な処遇が継続し、尊い命が失われた。亡くなられた男性、ご遺族、県民の皆さまに深くおわび申し上げる」との談話を公表した。
 県警によると、警部は昨年11月28~29日、男性を数回蹴ったり踏みつけたりしたほか、ベルト手錠と捕縄の「戒具」で両手足を拘束された男性を保護室に放置し、12月4日に高度脱水による急性腎不全で死亡させた疑い。
 警部補(52)や元警部補(61)ら5人と共謀して医師の意見を聴いたとする虚偽の留置記録を作成したとして、虚偽有印公文書作成容疑でも書類送検された。
 署長は男性の勾留中、一度も留置場を巡視しておらず、決裁を副署長(59)に任せていた。監督責任も問われ、警部に次ぐ重い処分となった。副署長や課長(59)ら計11人が懲戒処分、残る16人が本部長訓戒などを受けた。 
[時事通信社]

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