2023-11-30 01:08

「六つ子」の惑星を発見=誕生以来、軌道安定か―東大など

 東京大などが参加する国際共同研究チームは30日、地球から約100光年離れた恒星の周囲を回る六つの惑星を発見したと発表した。いずれも隣り合う惑星同士の公転周期の比が簡単な整数比になっており、惑星系の形成過程を知る手掛かりになるという。論文は同日、英科学誌ネイチャーに掲載された。
 東京大の成田憲保教授らは、太陽系外にある惑星(系外惑星)の観測を行う米航空宇宙局(NASA)の惑星探査衛星「TESS」などを使い、かみのけ座の方角にある恒星「HD110067」を観測。惑星が恒星の前を通り過ぎる際の減光の幅や周期などから、三つの惑星を発見した。公転周期は内側から9.11日、13.67日、20.52日で、内側とすぐ外側の惑星の公転周期の比はいずれも2対3だった。
 こうした関係は、惑星同士の重力の相互作用によって生じることから、研究チームは四つ目以降の惑星の公転周期を推測。地上望遠鏡のデータを加えるなどして分析を進めた結果、30.79日(2対3)、41.06日(3対4)、54.77日(同)で公転する惑星が見つかった。 
 この恒星の年齢は80億年程度と太陽より古いとみられるが、公転周期の関係が保たれていることから、誕生以降、惑星同士の衝突や巨大惑星の移動など大きな影響を受ける現象はなかったと考えられるという。
[時事通信社]

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