2023-11-30 00:52社会

米軍オスプレイ墜落、1人死亡=屋久島沖、6人乗り残骸確認―自衛隊・海保、不明者捜索

屋久島沖の残骸発見場所
屋久島沖の残骸発見場所

 29日午後2時40分ごろ、鹿児島県・屋久島の東約1キロの沖合で、米軍横田基地(東京都)所属の輸送機CV22オスプレイが墜落した。防衛省や海上保安庁によると、搭乗していた6人のうち男性1人を付近の海域で救助したが、死亡が確認された。
 付近の海域では機体の残骸や救命いかだのようなものが確認された。自衛隊や海保は航空機などを投入し、行方不明になっている乗組員の捜索・救助に当たっている。
 米軍は世界各地の基地にオスプレイを展開し、死亡事故もたびたび起きているが、日本国内での墜落死亡事故は初めて。
 防衛省や海保によると、オスプレイは米軍岩国基地(山口県)から嘉手納基地(沖縄県)に向けて飛行していたが、29日午後2時40分ごろ、屋久島沖でレーダーから機影が消えた。現場は水深約30メートルで、直前には「屋久島空港に緊急着陸したい」とのエマージェンシーコールが管轄する鹿児島空港事務所に入っていたという。
 鹿児島県警によると、午後2時37分から「屋久島空港近くでオスプレイの左エンジンから火を噴いている」「陸から東方向に墜落か不時着したようだ」との通報が相次いだ。
 海保によると、死亡した乗組員は約2時間後、屋久島・安房港の北北東約3キロの海上で発見された。既に心肺停止で、いずれも緑色の迷彩服と救命胴衣を着用していた。
 自衛隊はヘリコプターや航空機による捜索を実施し、艦艇を現地に向かわせた。第10管区海上保安本部(鹿児島市)も巡視艇など6隻やヘリ3機を派遣した。
 鹿児島県によると、墜落したオスプレイとは別の機体が29日午後3時25分ごろ、屋久島空港に着陸した。けが人はいなかった。捜索の影響で一部民間航空機で遅延が出た。 
 オスプレイは高速で移動でき、どこでも着陸できる利点から米軍は海兵隊や空・海軍で採用し世界各地に配備している。一方で事故も相次ぎ、空軍型のCV22は昨年8月にも安全確認のため飛行を一時停止していた。

 

 ◇オスプレイの最近の主な事故
2012年 4月 モロッコで墜落、4人死傷
      6月 米フロリダ州で墜落、5人負傷
  15年 5月 米ハワイで着陸に失敗、2人死亡
  16年12月 沖縄県名護市沿岸の浅瀬で大破、2人負傷
  17年 8月 オーストラリア沖で墜落、3人死亡
  22年 3月 ノルウェーで墜落、4人死亡
      6月 米カリフォルニア州で墜落、4人死亡
  23年 8月 オーストラリア北部で墜落、3人死亡

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