2023-11-29 22:53

岸田首相、COP28へ30日出発=イスラエル大統領と会談へ―脱炭素支援、中東情勢テーマ

 岸田文雄首相は30日、国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)に出席するため、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに向けて出発する。「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国の脱炭素化を、日本の先進技術で支援する取り組みを訴える。首相は滞在中の12月1日にイスラエルのヘルツォグ大統領と会談する方向。政府関係者が29日、明らかにした。 
 首相は29日の参院予算委員会で、COP28に関し「わが国の実績をアピールし、各国が掲げた目標を実現するよう働き掛ける」と述べた。会議では日本の技術を活用してアジアの脱炭素社会への移行に貢献する「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」構想の意義を強調。各国の実情に応じた「多様な道筋」による現実的な気候変動対策を説明する。
 COP28は、温室効果ガスを大量排出する石油や石炭など化石燃料の扱いで踏み込んだ合意ができるかが焦点だ。欧州連合(EU)などは化石燃料全体の段階的廃止を求める方針だが、日本は化石燃料への依存度が高く、温室ガスの排出削減対策を講じた石炭火力の当面の稼働を認める立場。各国の主張に隔たりがある中、首相は日本の考えに理解を求める。
 ヘルツォグ大統領や中東各国首脳との会談では、イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突で緊張が続くパレスチナ自治区ガザの情勢を巡り協議。首相は戦闘休止の継続を求め、人道支援に取り組む姿勢も表明する見通し。3日に帰国する。
[時事通信社]

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