2023-11-28 16:19TOPICS

NPO理事に実刑判決=臓器移植「公平性損なった」―無許可あっせん・東京地裁

東京地裁=東京都千代田区
東京地裁=東京都千代田区

 海外での臓器移植を無許可であっせんしたとして、臓器移植法違反罪に問われたNPO法人「難病患者支援の会」理事の菊池仁達被告(63)と法人としての同会の判決が28日、東京地裁であった。馬場嘉郎裁判長は「移植の機会の公平性が大きく損なわれた」として、菊池被告に懲役8月(求刑懲役1年、罰金100万円)、同会に求刑通り罰金100万円を言い渡した。被告側は即日控訴した。
 弁護側は、移植が海外で行われたことなどから、同法が定めるあっせん行為には当たらないと無罪を主張していた。
 馬場裁判長は、同法は臓器移植の適切な実施や移植機会の公平性確保、臓器の取引防止などを基本理念としていると指摘。「あっせん行為の一部または全てが日本国内で行われる限り、理念に反する事態が生じかねない」として、弁護側の主張を退けた。
 その上で、実際に患者らが国内で移植を待つよりも短期間で移植を受けており、機会の不公平が生じたと非難。菊池被告は違法性を認識できたなどとして「実刑は免れない」と述べた。 

最新動画

最新ニュース

写真特集