2023-11-24 22:21国際

ガザ、緊張伴う「平穏」=移動禁止に怒る住民も

 【エルサレム時事】イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止期間が24日に始まり、パレスチナ自治区ガザの住民は久しぶりの「平穏」を手にした。ただ、イスラエルが戦闘休止の合意を破るという疑念は残り、一定の緊張が漂っている。イスラエル軍は「危険な戦場」と見なしたガザ北部への移動を禁止。少しでも地元に戻りたい住民は「どうすればいいんだ」と怒りの声を上げた。
 24日午前7時(日本時間同日午後2時)。時計の針が休止期間の開始を知らせると、人々は一斉に路上へ繰り出した。
 「やっと息ができる」。南部ラファの住民マフムード・ハムスさん(40)はそう言い、人々はこの瞬間を待っていたと語った。着の身着のまま避難所に逃げ込んだため、自宅から毛布や調理用のまきを持ち出してくるという。
 ロバが引く荷台に乗って自宅を目指す道すがら、崩壊した家々とその下に取り残された遺体が目に入った。休止期間の4日間では「彼らを収容できない」。イスラエル軍の攻撃への警戒は解けず、「緊張感のある穏やかさだ」と語った。
 中部デイルバラに避難しているスレイマン・ハイエクさん(56)は、「破壊されていても家を見たい」と北部への帰還を試みたが、イスラエル軍が移動を禁止しており断念。「親族の安否も確認できない」と憤慨した。 
[時事通信社]

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