イスラエル軍、病院で応戦=ICRC総裁がハマストップと会談
【エルサレム時事】イスラエル軍は20日、ロイター通信に対し、パレスチナ自治区ガザ北部のインドネシア病院から軍に対し攻撃があり、「報復」として応戦したと明かした。イスラエル軍は同病院を包囲し、軍の砲撃で12人が死亡したと報じられていた。
軍によれば、19日夜から20日未明にかけ、病院内から軍に向けて銃撃があり、発砲元を標的に反撃したという。「病院に向けた砲撃」は否定した。
一方、ガザの保健省報道担当者は中東の衛星テレビ局アルジャジーラに、イスラエル軍が同病院を「際限なく」攻撃していると訴えた。その上で、先にイスラエル軍が突入したシファ病院と同じ展開だと指摘した。イスラエル軍は、インドネシア病院の地下にもイスラム組織ハマスのトンネルがあると説明していた。
イスラエル軍報道官は20日、ここ数日、ガザ市のザイトゥン地区でハマスの主要大隊の一つと戦闘を繰り広げていると指摘した上で、イスラエル側が「優位にある」との見方を示した。軍はハマスの武器製造施設や司令部などを破壊。報道官は「これら全てが学校やモスク(イスラム礼拝所)、人道施設の内部や近くに位置している」と述べ、ハマスが住民を人間の盾にしていると改めて強調した。
これとは別に軍は、これまでにハマスなどの戦闘員300人以上を逮捕、尋問したと発表した。戦闘員が民間人に紛れ込んでいる実態を暴いたと成果を誇示。民間人が多く犠牲になっていることへの国際社会の批判をかわす狙いがあるとみられる。
AFP通信によると、赤十字国際委員会(ICRC)は20日、スポリアリッチ総裁がカタールを訪問し、同国当局者やハマスの最高指導者ハニヤ氏と会談したと発表した。「人道問題を前進させるため」という。イスラエルとハマスの間で近く合意するとされる人質解放が議題になった可能性がある。
[時事通信社]
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