2023-11-21 12:16

立維、救済法案共同提出へ=旧統一教会被害、一本化で合意

 立憲民主党と日本維新の会は21日午前、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害者救済を目的とした双方の教団財産保全法案を一本化することで合意した。立民の特別措置法案を軸とし、維新が主張する宗教法人法改正に含みを残す規定を付則に盛り込む。提出済みの法案をそれぞれ取り下げ、新たな法案を午後に衆院へ共同提出する。
 「立維」法案は裁判所による包括的な財産保全命令を可能にすることが柱。自民、公明、国民民主の3党も21日午後に衆院に特例法案を共同提出する方針で、二つの法案が審議されることになる。 
 「自公国」法案は、保有不動産の処分に際して管轄行政機関への事前通知を義務付けるなどの内容。3年間の時限立法とした与党案をベースに、延長は可能と明記することなどで3党が20日に修正合意した。
 立民と維新の政調会長は21日午前、国会内で共同記者会見を開いた。立民の長妻昭政調会長は「野党第1党と第2党が一体となったことで、(与党との)交渉力は格段に上がる」と強調。自公国案について、維新の音喜多駿政調会長は「財産散逸を防げるかと言えば、むしろ助長してしまう可能性まである」と批判した。
[時事通信社]

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