台湾総統選、届け出開始=与党副総統候補に蕭氏

【台北時事】来年1月13日に投開票される台湾総統選への立候補届け出の受け付けが20日、始まった。24日に締め切られ、12月15日に告示される。これまでに与党・民進党の頼清徳副総統(64)ら4氏が出馬を表明したが、2野党による候補者一本化協議が継続しており、構図はなお流動的だ。
頼氏は20日、記者会見を開き、ペアで出馬する副総統候補に駐米代表(大使に相当)を務めた蕭美琴氏(52)を指名した。蕭氏は神戸市生まれで米国人の母を持ち、蔡英文総統の国際色豊かな側近として知られる。頼氏は会見で「米国と史上最高の信頼関係を築いた」と蕭氏の実績をたたえ、「われわれは台湾を団結させ、情勢の変化をチャンスに変えていく」と訴えた。蕭氏は「台湾のために全力を尽くす」と決意を表明した。
各世論調査の支持率では、選挙戦は頼氏が一貫してリード。最大野党・国民党の侯友宜・新北市長(66)と第2野党・民衆党の柯文哲・前台北市長(64)がほぼ同列で追い、無所属の鴻海(ホンハイ)精密工業創業者の郭台銘氏(73)が最下位となっている。
単独での勝利は見込めないと判断した国民、民衆両党は今月15日に候補者一本化で合意したものの、選定方法を巡り対立。双方とも協議を継続するとしながらも、柯氏が19日の選挙集会で「民衆党の総統候補として最後まで戦い続ける」と述べるなど、情勢は混沌(こんとん)としている。
総統選と同日には立法委員(国会議員、定数113)選も実施される。62議席を占める民進党は現時点では過半数の確保が難しい情勢で、各党は激しい選挙戦を展開する見通しだ。
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