SOMPO「新規保険契約に影響」=ビッグモーター不正で―大手損保3社、9月中間は黒字確保

損害保険大手3グループは17日、2023年9月中間連結決算を発表した。国内での自然災害関連の保険金支払いが前年同期よりも抑制され、3社とも純損益は黒字を確保。ただ、中古車販売大手ビッグモーター(東京)による保険金不正請求問題を受け、SOMPOホールディングスは「9月あたりから新規の(自動車)保険契約に影響が出ている」(浜田昌宏執行役専務)と説明した。
海外事業が好調な東京海上ホールディングスが前年同期比2.1倍の増益となったほか、前年同期に赤字だったMS&ADインシュアランスグループホールディングスとSOMPOが黒字転換。売上高に当たる正味収入保険料は、東京海上とMS&ADが増収、SOMPOは減収だった。
SOMPOの中核子会社、損害保険ジャパンはビッグモーターとの取引を不正発覚後に再開し、金融庁の立ち入り検査を受けるなど経営問題に発展。浜田氏は17日の記者会見で「(会社の)ブランド毀損(きそん)による事業への影響は肌で感じている」と説明した。損保大手で唯一、来年1月からの自動車保険料の引き上げを見送る中、「来期はお客さまが離れることでボトムライン(純損益)に影響するだろう」と述べた。
[時事通信社]
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