2023-11-17 16:07World eye

雨期の終わりを告げる「水上列車」 タイ

【ロッブリ(タイ)AFP=時事】ダムに架かる狭い橋に止まった列車から乗客が降りてきて、自撮りをしたり、周りに広がる景色を満喫したりするのを、船乗りが一人、眺めていた。≪写真はタイのパーサック・チョンラシット・ダムに架かる橋の上に止まった列車≫
 雨期の終わりを告げるタイ国鉄の「水上列車(ロットファイ・ロイナーム)」が4日、首都バンコクからパーサック・チョンラシットダムまでの運行を開始した。
 寝ぼけ眼の数百人の乗客が、夜明け前にバンコクのフアランポーン駅に集まった。
 列車はハス池、ジャングル、寺、田園を駆け抜けていく。三等車に乗った乗客が、窓から乗り出し、涼しい風を浴びながら写真を撮る。
 古都アユタヤでは、白髪交じりの女性が乗り込んできて、綿菓子や有名なバジル炒め「パット・ガパオ」を売り始めた。
 バンコクを出発してから3時間半。十数両の客車をけん引する改修をされた日本の列車は、パーサック・チョンラシットダムの途中で、20分の自撮りタイムのために停車した。
 橋の下は、年の大部分は牧草地が広がっているが、「10~1月には水位が上がり、列車はまるで水に浮かんでいるようになる」と話すのは、タイに長く駐在する英国人の列車マニアで旅ブロガーのリチャード・バローさんだ。
 バローさんは、英語の案内がないため列車の存在を知らない外国人も多いと嘆く。
 母親と一緒に乗車した11歳のリリーさんは、水が「どこまでも続いてすごい」と話した。【翻訳編集AFPBBNews】

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