性被害トラウマ再燃、心労深刻に=ジャニー氏問題、死亡男性の遺族

故ジャニー喜多川氏による性加害問題を巡り、元所属タレントらでつくる「ジャニーズ性加害問題当事者の会」に所属し、亡くなった40代男性の遺族が15日までに、代理人弁護士を通じ、「彼の心労は、もともと抱えてきた性被害のトラウマの再燃とも相まって、一層深刻なものになっていました」とするコメントを公表した。
遺族は、男性が10月13日に自ら命を絶ったと明らかにし、「突然の旅立ちをいまだ信じられず、私たち家族はぼうぜんとした日々を送っています」と記した。
19歳だった1995年に性被害を受けたとして、今年5月に旧ジャニーズ事務所に訴えたが、5カ月以上も連絡はなく、「若い人たちにより良い社会を残したい」との思いから、9月に再び告発したという。しかし訴えは放置され、「彼の焦燥感、悩みは深まっていました」とつづった。
誹謗(ひぼう)中傷への対策も事務所に求めたが、幹部が会見で「やめてください」と呼び掛けるだけで、具体的な措置は講じなかったと指摘。男性は「事務所がやるべきことを、なぜ被害者だけが負わなければならないのか」と語っていたという。
代理人弁護士は事務所に対し「真摯(しんし)で適切な対処を求めていく」としている。
[時事通信社]
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