万博撤退の動き「一喜一憂せず」=内外情勢調査会で講演―横山大阪市長

大阪市の横山英幸市長は15日、市内で開かれた内外情勢調査会で講演した。2025年大阪・関西万博でパビリオンを出展する予定だったメキシコなどの撤退に関し、「各国の事情で今後も変更はあり得る。一喜一憂せず推移を見守りたい」と語った。政府によると、2カ国が撤退する一方で9カ国が新たに加わり、160カ国・地域が参加する見通しとなっている。
横山氏は「万博を念頭に置いた投資や消費活動が全国に波及する」と経済効果を強調。「課題を共有し、新しい技術やイノベーションを未来に紡ぐ非常に大きな意味がある」と万博の意義を訴えた。
「無駄遣い」との批判が出ている会場の大屋根(リング)については、使用された木材を閉幕後に教育現場で有効活用する案を披露した。
[時事通信社]
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