2023-11-10 18:55政治

説明責任問う声、最後まで=与野党、細田氏死去悼む

 自民党の細田博之前衆院議長の死去を受け、与野党からは10日、故人を悼む声が相次いだ。その一方で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係などについて「生前に説明を尽くすべきだった」(立憲民主党幹部)との意見も出た。
 細田氏は10月に議長を退いたばかり。自民の茂木敏充幹事長は「突然の悲報に接し、悲しみでいっぱいだ」と記者団に語った。公明党の山口那津男代表は「初当選同期で同時代人として過ごした。自公連立を強固にする過程で大きな役割を果たしてもらった」と謝意を示した。
 細田氏がかつて会長を務めた自民最大派閥、清和政策研究会(現安倍派)は、安倍晋三元首相に続いて領袖(りょうしゅう)経験者を失った形で、今後の派閥運営への影響を懸念する声も出ている。同派の松野博一官房長官は記者会見で「驚きと悲しみを抱いている」と沈痛な面持ち。座長の塩谷立元総務会長は記者団に「後ろ盾を失った思いだ」と惜しんだ。
 議長在任中、細田氏は旧統一教会の関連会合に複数回出席していたことが発覚。女性記者へのセクハラ疑惑も報じられたが、長く会見を拒んできた。議長辞任の直前にようやく応じたが、教団などに関する質問が相次ぐ中、1時間弱で打ち切った。
 立民の安住淳国対委員長は記者団に「大変ざっくばらんで、楽しい方だった」と振り返りつつ、「立法府の最高責任者として説明責任をぜひ果たしてほしかった」と強調。国民民主党の玉木雄一郎代表も「何かすっきりしない形で終わってしまったというのが正直な印象だ」と述べた。
 カジノを含む統合型リゾート(IR)を推進する日本維新の会の馬場伸幸代表は「IR法制化などに尽力された功績に感謝を表する」とのコメントを発表。共産党の志位和夫委員長はX(旧ツイッター)に「心から哀悼の意を表する」と記した。 
[時事通信社]

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