2023-10-20 18:42政治

物価高で与野党論戦へ=第212臨時国会が召集

 第212臨時国会が20日、召集された。9月の第2次岸田再改造内閣発足後、初めての本格的な国会論戦の場で、与野党は物価高対策や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題などについて議論を繰り広げる。
 岸田文雄首相(自民党総裁)は20日午前、首相官邸で記者団に「活発に議論を深め、岸田政権がどう変化をチャンスに、そのチャンスを力に変えようとしているか、国民に丁寧に説明する」と語った。政府は近く経済対策を取りまとめる。その裏付けとなる2023年度補正予算案の国会提出は11月半ば以降になる見通しだ。
 野党は政府対応の遅れなどを厳しくただす構え。立憲民主党の泉健太代表は20日の党会合で「経済対策がここまで遅れたことそのものが、岸田政権による人災、国難だ」と批判。日本維新の会の馬場伸幸代表も党会合で「即効性、効率性の高い経済対策にするため、厳しく議論したい」と訴えた。
 政府が解散命令を請求した旧統一教会問題では、立民と維新はそれぞれ20日、教団の財産を保全するための法案を衆院に提出。与党側も検討を進める方針で、会期内に成案が得られるかどうかが焦点だ。
 野党は、閣僚の「政治とカネ」の問題やマイナンバーに関するトラブルについても、政府に十分な説明を求める考えだ。
 衆院は20日昼の本会議で、細田博之議長の後任に自民党出身の額賀福志郎元財務相を全会一致で選出した。午後は天皇陛下を参院本会議場にお迎えし、開会式を行った。
 会期は12月13日までの55日間。政府は補正予算案のほかは、国家公務員の給与法改正案などの法案10本と条約1本の提出に絞る方針だ。首相の所信表明演説は23日に衆参両院本会議で実施し、これに対する各党の代表質問は24~26日に行われる。 
[時事通信社]

最新動画

最新ニュース

写真特集