一山、不安に打ち勝つ=夫妻出場を目標に―MGC

追いすがる細田を振り切ってゴールすると、一山は両手をたたいて喜んだ。「今まで陸上をしてきた中で、一番うれしい2番だった」。男女でただ一人、2大会連続の五輪切符をつかんだ。
予定よりも早い23キロ付近で先頭集団から抜け出すと、細田と先頭争いを展開。後続の鈴木優らが迫る中、「どきどきしながら走っていた」。神経をすり減らし、残り4キロほどで「脚にきていた」が、何とか2位を守り抜いた。
東京五輪では日本勢として17年ぶりの入賞を遂げたが、最近は目立った成績を残せず自信を失いかけていたという。レース前から募っていた不安に打ち勝ち、「吹っ切れるきっかけにはなったかな」と表情が和らいだ。
2年前に鈴木健吾とマラソン選手同士の結婚。走ることがつらい時は、パートナーからの温かい言葉で乗り越えられた。「夫婦でパリに行きたい」。夫は無念の途中棄権となったが、そろって大舞台に立つチャンスはまだ残されている。今度は自分が支える番になる。
[時事通信社]
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