2023-10-13 19:16政治

細田氏会見に野党反発=国会冒頭日程決まらず

 松野博一官房長官は13日、臨時国会の20日召集を衆参両院に伝達した。政府・与党は岸田文雄首相の所信表明演説を同日に実施したい考え。しかし、細田博之衆院議長の辞任記者会見に反発する立憲民主党などは与党提案を突っぱねた。年内の衆院解散の観測がくすぶる中、野党は対決姿勢を強めた。
 「全く納得のいく回答はなかった。三権の長として恥ずかしい姿勢だった」。立民の安住淳国対委員長は13日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題やセクハラ疑惑などに関する細田氏の説明は不十分だと批判。「この状況で20日にすんなり首相の話を聞くことはできない」と言い切った。
 与党は20日に衆院議長選挙や開会式を行った後、衆参両院で首相の所信表明演説を聴取し、23~25日にこれに対する各党代表質問を行う日程を描く。26日からは衆院予算委員会での基本的質疑に入りたい考えだ。
 与党が想定する日程に対し、野党は選挙絡みの思惑をかぎ取る。22日には衆参2補欠選挙の投開票が控えており、「首相の所信表明演説で経済対策などをアピールした後、野党の追及を受けないまま補選になだれ込むのが与党の狙いではないか」(立民関係者)というわけだ。
 安住氏は13日、議長選挙と開会式の20日開催には同意しつつ、所信表明演説については自民党の高木毅国対委員長に「20日は無理だ」と伝えた。共産党の穀田恵二国対委員長は記者会見で「(細田氏は)議長として失格」と批判し、20日の所信表明演説にも応じない姿勢を強調した。
 臨時国会は会期も定まっていない。12月第2週での閉会を主張する自民党の衆院側と、閉会を数日遅らせるよう訴える参院側で調整がついていないためだ。最大の焦点となる2023年度補正予算案の提出時期も見通せず、野党は「決められない政権だ」(立民幹部)と批判を強めている。 
[時事通信社]

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