2023-10-13 16:16国際

「2年前から攻撃構想」=地上作戦開始なら報復―ハマス

 【カイロ時事】イスラエル急襲の構想は2年前に始まった―。パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスのオベイダ報道官が、7日に実施したイスラエルに対する攻撃の「内幕」を明らかにした。イスラエルによるガザへの地上作戦に関して「そのような行為に出れば、われわれは甚大な損失をもたらす新たな措置を取る」と報復を警告し、イスラエル側をけん制した。
 ハマスは2021年5月にイスラエルとの衝突を繰り広げ、大きな被害を受けた。オベイダ氏が12日に通信アプリ「テレグラム」に投稿した動画によると、その後、目立たない形で今回の攻撃に向けた準備を進めてきた。
 ハマスは過去2年、さまざまな出来事に対してコメントすることを控え、自らの意図を外部に分かりづらくして、イスラエルとの対立を回避。ハマスが中立であるとの「幻想」をイスラエルに抱かせたという。
 オベイダ氏は、ハマスが今回の攻撃に向けて戦闘員4500人を採用し、7日のイスラエル領内への越境攻撃に合わせて、サイバー攻撃も仕掛けたと主張。また、イスラエルの地上作戦に対する備えができていると強調した。
 ロンドン在住のイスラム過激派専門家で、ハマスとパイプを持つヤセル・シリ氏も「(地上攻撃に向けて)大規模な行動を準備し、武器も温存している」と、ガザのパレスチナ勢力から説明を受けたと語った。しかし、シリ氏は、米国がイスラエルを支えており、ハマスは分が悪いと指摘。ハマスが「誤算」をしたかどうかは今後分かるだろうと語った。 
[時事通信社]

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