2023-10-13 14:20国際

米下院混迷、長期化の様相=議長選で共和候補が撤退

 【ワシントン時事】米下院で、マッカーシー前議長(共和)の解任に伴う混迷が長期化の様相を呈している。共和党の次期議長候補に選ばれたスカリス院内総務は12日、造反を明言する議員が相次いだため、議長選から撤退すると発表。同党の候補選びは振り出しに戻り、混乱が収束する兆しはまるで見えない。
 スカリス氏は11日の党内投票で議長候補に選出されたが、対立候補のジョーダン司法委員長を推した右派らが本会議でスカリス氏に投票することに反対すると表明。議長選での勝利に必要な過半数(217票)を確保する見通しが立っていなかった。スカリス氏は12日の党会合後、「こんなゲームはやっていられない」とさじを投げた。
 スカリス氏の撤退により、ジョーダン氏が最有力の議長候補となった一方で、エマー院内幹事ら執行部からの立候補も取り沙汰される。ただ、主流派と右派の対立が深まる中、誰であっても過半数を得るのは容易ではなさそうだ。共和党内では、正規の議長選出までの間、マクヘンリー臨時代理議長の権限強化を求める声も上がっている。
 3日にマッカーシー氏が解任された後、下院ではあらゆる議事進行が停止した。ジャンピエール大統領報道官は12日、ウクライナ支援などに関する追加予算を「来週バイデン大統領が議会に要求する」と述べたが、審議入りのめどは立たない。パレスチナのイスラム組織ハマスの攻撃を受けたイスラエルへの支援や、2024会計年度予算案をはじめとする差し迫った議題も宙に浮いている。 
[時事通信社]

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