荒井、爪痕残した4位=意義あるメダル争い―アジア大会・飛び込み女子

【杭州時事】本場中国ファンの前で、女子高飛び込みの荒井祭里(JSS宝塚)がし烈なメダル争いを繰り広げた末の4位。杭州アジア大会でしっかりと爪痕を残した。
3日に行われた決勝の見せ場は2012年ロンドン五輪3位のパンデレラリノン・パン(マレーシア)との銅メダル争い。1回飛ぶたびに順位が入れ替わる緊張感のある展開で、最後は1.20点差で敗れた。
取材エリアにやってきたパンは涙を流し、「さまざまな感情が込み上げてきて言葉が出ない」と言うほど。30歳のベテランを追い詰めた。
昨年12月に判明した右すねの疲労骨折から回復し、体への不安がない状態で臨めた。ただ、入水姿勢の感覚のずれを解消できず、予選よりも点数を伸ばせなかったことが悔やまれる。
「自分自身も点数が高くないので、上というより自分に負けた気がする」。そういう自身の目にも涙。迎えてくれた馬淵崇英コーチの様子を見て感情があふれてきたという。「コーチが悔しそうな顔をしていたのが、本当に悔しくて」。恩返しをしたい思いもあった。
パリ五輪イヤーにはまず2月の世界選手権(ドーハ)が控えており、「もっと良い演技をしてコーチを喜ばせたい」とも。東京五輪覇者の全紅嬋と世界選手権3連覇の陳芋汐の中国勢が繰り広げた金メダル争いに割って入るのは、依然として難しい。それでも、確かな手応えをつかめた大会になった。
[時事通信社]

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