「新生」日本、銀は誇り=選手層の厚さ証明―アジア大会・陸上男子400リレー

【杭州時事】杭州アジア大会で、陸上男子400メートルリレーの日本は中国に0秒15及ばず、38秒44の銀メダルで連覇を逃した。5位だった8月の世界選手権でリレーを走った選手は、2走の小池祐貴(住友電工)だけ。日本を長年支えてきた1走の桐生祥秀(日本生命)は「『新生』みたいなチーム。誇りを持って帰りたい」と前を向いた。
経験豊富な桐生と小池がきっちりつなぎ、今大会の200メートルを制した3走の上山紘輝(住友電工)が、一つ外のレーンの中国にやや先行してアンカーの宇野勝翔(順大)にバトンを渡した。しかし、初の日本代表だった宇野が中国に競り負け、「肝心なところで勝ち切れないのが自分の弱さ」と肩を落とした。
バトンパスを武器に、五輪で銀メダルを2度獲得した「お家芸」。東京五輪は決勝でバトンがつながらず、昨年の世界選手権では予選で失格だった。新しいオーダーでアジア王座を守り、改めて強さを印象付けたいところだったが、地元の大声援を受ける中国に屈した。
それでも日本の選手層の厚さは証明できた。小池が「次はどうやって勝とうかと前向きになるのが一番大事」と言えば、上山は「来年はパリ(五輪)がある。自分が走るというつもりでリレーメンバーに絡んでいきたい」。激しい代表争いを、悲願の五輪金メダルにつなげたいところだ。
[時事通信社]

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