モルディブ大統領選で親中派ムイズ氏勝利=親インド路線見直しへ―シーレーン要衝、地域情勢に影響
【ニューデリー時事】インド洋の島しょ国モルディブで9月30日、大統領選の決選投票が行われ、野党候補で親中国派の首都マレ市長、ムイズ氏(45)がインド寄りのソーリフ現大統領(61)を下し勝利した。選挙管理委員会が同日夜(日本時間1日未明)、即日開票の結果を公表した。現政権の親インド路線は今後、見直しが予想され、今回の選挙結果が南アジア情勢に与える影響は大きい。
選管によると、得票率はムイズ氏が約54%、ソーリフ氏は約46%だった。有権者数は約28万人。ソーリフ氏はX(旧ツイッター)上でムイズ氏の勝利を祝福し、事実上敗北を認めた。就任式は11月に行われる。
アジアと中東を結ぶシーレーン(海上交通路)上にあるモルディブは地政学上の要衝でもある。隣の大国インドと、インド洋への進出を強める中国が浸透を図ってきた。
2018年に就任したソーリフ氏は、インフラ整備を通じ対中傾斜を強めたヤミーン前政権の方針を転換。インドとの関係強化に取り組んできた。一方、ムイズ氏は、モルディブに駐留するインド軍や、駐留を許す現政権は「国の主権を損なっている」と批判してきた。
[時事通信社]
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