「ダブル成功」に挑む島田=4回転と3回転半で―フィギュア女子

フィギュアスケート女子で昨季ジュニア2冠の島田麻央(木下アカデミー)は浮かれていない。3月の世界ジュニア選手権フリーではシニアを含む昨季世界最高の152.76点をマーク。10月に15歳となるホープは「昨シーズンのことは忘れて新しい気持ちで滑りたい」と上だけを見ている。
大技のジャンプを二つ持っている。4回転トーループは12歳だった2021年の京都府選手権で初めて成功させ、その後トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も決めた。二つを同じプログラムで決めることを目指しているが、「トリプルアクセルは前向きに、4回転トーループは後ろ向きに跳ぶので全然違うジャンプ。両方の調子を上げるのは難しい」と言う。
9月中旬のジュニア・グランプリ(GP)シリーズ大阪大会では、公式練習から不調だった4回転トーループが回転不足で転倒。それでも「後悔はしていない。続ける予定」と言い切った。フリーで二つを決めるまで挑戦する姿勢を貫く。
日本の女子が国際スケート連盟公認大会で4回転を成功させれば安藤美姫さん以来21年ぶりで、トーループは初。3回転半との「ダブル成功」も誰も達成していない。挑み続ける理由の一つは浅田真央さんへの憧れだ。
浅田さんは10年バンクーバー五輪で女子では史上初めて一つの大会で3回転半を3度決めるなど、フィギュアの歴史を塗り替えてきた。「麻央」は浅田さんにちなんで名付けられた。島田の母がファンで、自身も幼いころから映像で演技を見て、その姿勢をまねている。「浅田さんがトリプルアクセルに挑戦し続ける姿に力をもらった」
26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪は年齢制限のため出場できないが、「五輪が一番の目標」。次の30年を見据えている。
[時事通信社]
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