第三のビール、買いだめ本格化=増税前、メーカー・小売り「特需」に備え
低価格で人気の「第三のビール」が、10月1日の酒税改正で値上げされるのを前に、消費者の「買いだめ」が本格化しつつある。メーカーは増産、スーパーなど小売店は在庫を積み増して、今月末にかけての「特需」に備えている。
MEGAドン・キホーテ大森山王店(東京都大田区)のビール売り場では21日、24本入りケースがうずたかく積まれ、5ケースをまとめた台車付きセットも見られた。
同店では9月1~20日までの第三のビールの販売額が前年同時期比で3割増に上り、在庫を積み増した。担当者は「原材料高で値上げされた昨年の駆け込み時期より売り上げは伸びそう」とそろばんをはじく。
酒類卸のカクヤスグループは、ネット通販サイト「なんでも酒やカクヤス」などで値上げを大きく告知。「10月に近づくにつれ、まとめ買いが増えている」(広報)と手応えを示す。
メーカーも準備は万端だ。キリンビールは、9月1~20日、「本麒麟(きりん)」を前年同時期に比べ2割増産。アサヒビールやサントリーは、ケース商品に景品を付けるなどしてまとめ買いを促している。
第三のビールの税額は350ミリリットル換算で9円19銭引き上げられ、46円99銭になる。メーカーは増税分を出荷価格に上乗せする方針で、サントリーの「金麦」の場合、コンビニエンスストアでの店頭価格は157円程度から166円程度に上がる見通しだ。
[時事通信社]
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