「ふるさと納税」で支援拡大=ホタテ返礼品、9倍に―処理水放出1カ月
東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出後、水産物を返礼品とする「ふるさと納税」への寄付が増加している。ふるさと納税サイト「ふるなび」によると、水産物が返礼される寄付の申込件数は、放出が始まった8月24日からの2週間で急増。特にホタテ貝は前年同時期に比べ9倍になった。
ホタテは、海洋放出に伴う中国の全面禁輸で打撃を受けた水産物の一つ。産地の北海道別海町には、寄付とともに1000件以上の「応援の声」(担当者)が寄せられているといい、支援の輪は着実に広がっているようだ。
ふるなびによると、ホタテのほかカニやイクラの申し込みが増えているという。10月からふるさと納税の制度が一部変更され、返礼品の「還元率」が下がる可能性が出てくることも影響しているとみられ、別海町では処理水放出後に前年同時期と比べ5~6倍の寄付額が集まった。
放出前後の2週間で寄付額が倍増した北海道紋別市の担当者は「市内の業者が困っている中、本当にありがたい。政府にも効果的な支援をお願いしたい」と話した。
[時事通信社]
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