サーフィン講師は「ヤギ」 BBQの運命から波乗り仲間に 米
【ピズモビーチAFP=時事】米カリフォルニア州のビーチで、2人のサーフィン初心者がポンプで膨らませるインフレータブルサーフボードに乗った。それを見守るインストラクターは、小さな黒ヤギのチュパカブラだ。≪写真は米カリフォルニア州のピズモビーチで、ヤギのチュパカブラと波に乗る人々≫
1歳のチュパカブラは、ピズモビーチでのレッスンに欠かせない存在だ。うねる波に乗るために必要なリラックスした構えを披露してくれる。
モンタナ州からやって来たレベッカ・アバーンさん(41)は「ヤギの方がサーフィンが上手だった」と笑った。「ポジショニングが素晴らしく、サーフィンに夢中なのだと分かる」「ヤギと一緒にサーフィンできるなんて信じられない」
ヤギサーフィンは10年前、元米メジャーリーグサッカー(MLS)選手でサーフィンインストラクターのダナ・マクレガーさんが始めたものだ。
カリフォルニア州では犬のサーフィンは長年行われており、世界選手権も開催されている。だが、自然界では危険な山腹を跳ね回っているヤギの方が、サーフィンには向いているという。
「バランス感覚が素晴らしい」と、マクレガーさんはAFPに語った。「ひづめを使ってボードにしがみついていることができる」
■ゴートファーザー
マクレガーさんは2011年、母親の庭に密生していたポイズンオークや雑草対策として、ヤギを1頭購入した。草がなくなれば、ヤギはバーベキューにして食べるつもりだった。
だが、「ヤギひげ」と名付けたかわいいヤギを食べる気持ちはなくなってしまった。「愛着を持ってしまって、とてもじゃないけど食べられなかった」
そこで、ヤギひげの誕生日にサーフィンに連れて行くことを思いついた。一緒に波乗りをすると、「超自然現象が起こったような、地上の楽園のような」気分になったと振り返る。
それ以来、マクレガーさんは複数のヤギを飼い、一緒にサーフィンを楽しんできた。
ヤギたちは、マクレガーさんのユーチューブ動画や2冊の絵本にも登場している。マクレガーさんは地元で「ゴットファーザー」ならぬ「ゴート(英語でヤギの意味)ファーザー」と呼ばれている。
「ヤギとサーフィンを通じてみんなに喜びをもたらしたい」とマクレガーさん。「ヤギにできるなら、私にもできるというような、インスピレーションを得てほしい」【翻訳編集AFPBBNews】
最新動画
最新ニュース
-
コスモHD、臨時総会中止=旧村上系が株式取得撤回
-
大賞に車いすテニスの小田=日本パラスポーツ賞
-
永山「やっとスタートラインに」=パリ五輪代表3人が抱負―柔道
-
J1月間MVPに神戸の大迫
-
邦人拘束「じくじたる思い」=駐中国大使、離任会見で交流強化も訴え
写真特集
-
【野球】プロ野球の歴代首位打者
-
【男子体操】橋本大輝
-
【野球】阪神タイガース「18年ぶりセ・リーグ優勝」
-
【バスケ】バスケットボール男子「日本代表」
-
【野球】1980年代 「夏の球児」
-
【ラグビー】日本代表〔ラグビーW杯2023〕
-
【サッカー】なでしこジャパン
-
【野球】プロ野球の歴代本塁打王