ガーシー被告側、一部否認=俳優らを常習的脅迫―東京地裁

動画サイトで俳優らを繰り返し脅迫したとして、暴力行為法違反(常習的脅迫)と証人威迫などの罪に問われた前参院議員ガーシー(本名・東谷義和)被告(51)の初公判が19日、東京地裁(佐伯恒治裁判長)であり、同被告側は起訴内容の一部について否認した。
罪状認否で、東谷被告は「起訴状にある発言をしたことは間違いありません。被害者には大変申し訳ないと思っています」と述べた。弁護人は「常習的」とされた点について争い、そのほかは認める方針を示した。
検察側は冒頭陳述で、被告は詐欺トラブルへの関与を週刊誌に報じられ、親しかった俳優らが離れていったことから、仕返しを考えたと指摘。「昨年2月に立ち上げたユーチューブの暴露チャンネルで、自己の意に沿わない芸能人への中傷を含む動画を配信し、約2カ月で約100万人の視聴者を得た」と述べた。
東谷被告はアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイを拠点に芸能界などの裏話を披露する「暴露系ユーチューバー」として活動。昨年7月の参院選に旧NHK党から出馬し初当選したが、帰国せずに国会を欠席し続けて除名処分を受け、今年3月に議員資格を失った。
警察当局が4月、国際刑事警察機構(ICPO)を通じ、東谷被告を国際手配。6月に帰国し、警視庁が暴力行為法違反容疑などで逮捕した。
起訴状によると、東谷被告は昨年2~8月ごろ、ユーチューブに投稿した動画で俳優らを「とことんやってきたことをさらします」などと脅迫。うち2人に対して今年2月、刑事告訴を取り下げさせようと脅したとされる。
[時事通信社]
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