浪曲とオペラで「角栄節」=没後30年、東京で公演

「スピーチっていうのはね、気の利いたことは言わない。借り物でない、自分の言葉で全力で話せばいい」。「今太閤」と呼ばれ、国民的な人気を誇った故田中角栄元首相の演説をテーマにした音楽劇が18日、東京・下北沢駅近くの小劇場で始まった。1993年の死去から30年、出演者が「角栄節」の極意を訴えた。
劇名は「ザ・スピーチ」。オペラと、角栄氏が好んだ浪曲を融合させた異色の舞台となっている。角栄氏と同じ新潟県出身の浪曲師玉川太福さんらが独特のだみ声を再現すると、観客から大きな拍手がわいた。
脚本を担当した堀越信二さんは角栄氏の演説について「自分の言葉で話しているし、国民のことを考えてくれていると分かる。今、そんな政治家はいないのではないか」と語る。角栄氏の長女の真紀子元外相に手紙を出し、劇にする許可を得たという。公演は20日まで。来年5月には新潟でも予定している。
[時事通信社]
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