幼なじみに貫禄勝ち=貴景勝、気迫の押し―大相撲秋場所

気迫のこもった一番だった。貴景勝は、幕内2場所目で初めて大関に挑んだ豪ノ山にぶちかます。回転のいい突っ張りで攻め立て、「一生懸命やった」。相手は何もできずに後退。寄せ付けなかった。
7月の名古屋場所で2桁白星を挙げた豪ノ山は同じ関西出身で、幼少期からよく知る間柄。埼玉栄高の2学年後輩に当たり、何度も稽古を共にした。自身の胸を借りながら成長してきた新鋭に「特定の感情を持つのはよくない」と言うが、期するものがあったはず。大きな壁として立ちはだかり、貫禄を示してみせた。
両膝のけがで先場所を全休。今場所は本来の馬力を発揮できずに苦戦する内容も目立つ中、「気持ちがなくなったら、その瞬間にやめる」との決意を秘める。闘争心をかき立て、3連敗を免れた。
7度目の大関かど番。6勝目を挙げ、苦境からの脱出も見えてきたが、「やることをこなしていくだけ。またしっかり準備する」と険しい表情が変わることはない。困難を乗り越えてきた27歳が、看板力士のプライドを懸けて土俵に上がっている。
[時事通信社]
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