長田、W杯初先発で持ち味=献身プレー随所に―ラグビーW杯

【ニース(フランス)時事】大舞台で初めての先発。緊張しつつも、伸び伸びとプレーした。ラグビー・ワールドカップ(W杯)フランス大会で、日本の長田(埼玉)が17日のイングランド戦にCTBでフル出場。「約束できるのは、コリジョン(衝突)で体を張り続けること」。派手なプレーは少なかったが、23歳は言葉通りに持ち味を発揮した。
前半11分すぎ、自陣でモールを押し込まれるピンチ。展開してきた相手に日本のタックルが決まり、ボールが転がる。長田はすぐに拾って前進。防御に阻まれながらも粘ってボールを生かし、カウンター攻撃の口火を切った。
W杯イヤーの今年、初めて代表に招集された。期待が高まる中でも「自分が前に出るのは苦手。スターには向いていない」と常に控えめだ。大阪・東海大仰星高(現東海大大阪仰星高)から早大とエリートコースを歩んできたが、「僕以外にスポットライトが当たってほしい」と周りを生かすことに喜びを感じるようになった。レベルの高い代表チームでは、なおさらその思いを強くする。「すごい選手ばかりで、やりがいがある」。走力を生かした突破でアピールしつつ、信条の献身的なプレーも忘れない。
初めて強豪の怖さを肌で感じたイングランド戦。「キックゲームで走行距離も増えたし、フィジカルが強くて疲労もある」。敗戦に笑顔はなかったが、この経験はさらなる成長の糧となるだろう。
[時事通信社]
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