大谷、初の本塁打王確実=今季も投打にフル回転―大リーグ

エンゼルスの大谷の2023年シーズンが幕を閉じた。最後まで復帰の可能性を模索していただけに、閉幕日までグラウンドに立てなかった悔しさがあるだろう。ただ、米国6年目の今季は投打の二刀流で充実したプレーを披露し、多くのファンの心をつかんだ。
打者としては今季44本塁打。16日の試合を終えた時点でア・リーグ2位の選手に9本差をつけ、日本選手初の本塁打王が確実な状況だ。6月に15本を量産すると、7月も9本と勢いが続き、2カ月連続で最優秀選手(MVP)に輝いた。
7月27日のタイガースとのダブルヘッダー第1試合ではメジャー初完投となる9勝目を1安打完封で飾り、指名打者で出た第2試合で2打席連続本塁打。想像を超えるような活躍を演じた。
これまでは打撃の安定感が課題の一つだったが、今季は初めて3割に到達。打点、出塁率、攻撃力の指標として重視されるOPS(出塁率と長打率の合計)もトップクラスで、申告敬遠で歩かされる場面が目立った。盗塁は2年ぶりに20に乗せた。
投手としては規定投球回こそクリアできなかったものの、10勝5敗、防御率3.14の成績で、被打率は驚異の1割8分4厘。2年連続の2桁勝利、2桁本塁打は大リーグ史上初の快挙だった。
春先のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本の優勝に大きく貢献。世界を舞台に主役を演じた開幕前からフル回転の一年だった。シーズン終盤は欠場が続いたものの、今季も投打で強烈なインパクトを残した。9勝、46本塁打をマークした21年以来、2年ぶり2度目のシーズンMVPの最有力候補になるのは間違いないだろう。(アナハイム時事)
[時事通信社]


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