性加害認め社長辞任=後任に東山氏、ジャニーズ初会見

ジャニーズ事務所は7日、創業者のジャニー喜多川氏(2019年死去)による性加害問題で初めて記者会見を開き、藤島ジュリー景子社長が5日付で辞任したと発表した。藤島氏はジャニー氏の性加害を初めて認め、「心よりおわび申し上げます」と謝罪。後任の社長には所属タレントの東山紀之氏(56)が就任した。10月1日に副社長などを含めた新体制を発表する。
藤島氏は5月に公開した動画で、性加害について「知らなかった」と述べていた。会見で藤島氏は、外部専門家による再発防止特別チームの報告を受け「事務所としても個人としても、性加害はあったと認識している」と表明。「被害者への補償を責任を持って全うする」として当面の間、代表取締役にとどまる。
東山氏はジャニー氏の性加害を「人類史上、最も愚かな事件」と糾弾し、自身は「うわさは聞いていたが、行動できなかった」と釈明した。被害者に対して「法を超えた補償や救済が必要。長い道のりと覚悟している」と言及。具体的方針は検討中としながら、被害者救済委員会を設置する考えも示した。年内でタレントを引退し「人生を懸けて取り組む」と述べた。社名変更については検討の余地を残した。
特別チームが指摘した同族経営の弊害について、ジャニー氏のめいに当たる藤島氏は「変えていかなくてはならない」との認識を示したが、自身が100%保有する事務所株式の扱いについては明言を避けた。
事務所が設置した特別チームは8月29日、調査報告書を公表。ジャニー氏が1970年代前半から2010年代半ばまで、多数の所属タレントに性加害を繰り返していたと認定し、藤島氏の辞任を提言していた。
[時事通信社]



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