菓子など2067品値上げ=品数減も子育て世代負担に―9月
帝国データバンクが31日に公表した調査によると、主要195社の9月の食品値上げは2067品目で、2カ月連続で前年同月を下回った。原材料価格の高騰を背景とした値上げが一服した格好。ただ、粉ミルクや定番菓子などの値上げが目立ち、「子育て世代の負担感は増える」(担当者)と指摘している。
9月はヤクルト本社が乳酸菌飲料「New(ニュー)ヤクルト」の希望小売価格を約10年ぶりに引き上げ、1本(65ミリリットル)当たり44円から52円にする。アサヒグループ食品(東京)の粉ミルク「はいはい」(300グラム)も1069円から1156円になる。
菓子や食品では、ロッテ(東京)が「コアラのマーチ」など65品の出荷価格を約1~16%引き上げ。森永製菓の「ホットケーキミックス」(300グラム)も5.4%高くなる。亀田製菓は「亀田の柿の種 6袋詰」など5品を値上げし、店頭想定価格は6~16%程度アップする。このほか、日本ハムのベーコン、マルサンアイのみそといった家庭用食品が値上げされる。
10月以降は値上げラッシュが落ち着き、帝国データは値上げ品目数が前年より大幅に減少すると分析。一方、長期化する円安などコストの増加要因は残る。来年以降の値上げにつながる可能性があるほか、担当者は「食品の次はサービスの値上げが増える」との見方を示した。
[時事通信社]
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