韓国政権、IAEAと連携=日本大使館ビルに反対派乱入
【ソウル時事】韓国政府は、東京電力福島第1原発の処理水放出を「科学的・技術的問題はない」と容認した。尹錫悦政権は国際原子力機関(IAEA)や日本政府と連携して放出の監視や情報共有を行い、世論に根強い懸念の払拭を図る。
尹大統領は18日、放出計画が国際基準に合致するとしたIAEAの検証結果を「信頼している」と表明したが、世論調査では放出を心配する回答が約8割に上る。消費者の不安感が高まり、海鮮料理を避ける「魚離れ」も広がっている。
「国民の健康と安全を脅かす核汚染水の海洋投棄を容認し、職務を放棄した」。来春の総選挙も見据える最大野党「共に民主党」は、処理水問題を尹政権への攻撃材料としている。野党議員は「放射能テロだ」と反日感情をあおり、22日にはソウルの日本大使館前で抗議活動を行った。
放出が始まった24日、日本大使館が入居するビルに反対派の大学生16人が乱入し、警察に拘束された。関係者が明らかにした。多くはビル1階で拘束されたが、一部は大使館領事部のある8階の出入り口付近まで侵入したという。
韓悳洙首相は24日の記者会見で、「計画通りに放出すれば韓国は心配する必要がないと専門家はみている」と国民に訴えた。福島など8県産の水産物輸入禁止措置も「国民が安心するまで維持する計画で、懸念する必要はない」と語った。
[時事通信社]
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