男子リレー、ダブル表彰台に挑戦=競歩は複数メダル有力―世界陸上

【ブダペスト時事】陸上の世界選手権は19日、ブダペストで開幕する。日本勢は男子のリレー2種目で表彰台が射程圏に入り、競歩も複数のメダル獲得が有力視される。入賞を狙える実力者も多く、来年のパリ五輪へ弾みがつく大会にしたいところだ。
前回の世界選手権は予選で失格になった男子400メートルリレーだが、7月に坂井隆一郎(大阪ガス)、柳田大輝(東洋大)らが今季世界最高タイの37秒80をマークし、今大会の切符を得た。日本が得意としてきた精度の高いバトンパスで、2大会ぶりのメダルを狙う。
前回大会の男子100メートルで日本勢初の決勝進出を果たしたサニブラウン・ハキーム(東レ)は今季自己最高が10秒09。どこまで状態を上げて臨めるか。日本選手権覇者の坂井、10秒02でアジア選手権を制した柳田には、日本人5人目の9秒台も期待される。
男子1600メートルリレーは初の表彰台を視界に捉える。今季は400メートルで佐藤拳太郎(富士通)が日本歴代2位の45秒00をマークするなど個々が走力を上げており、前回の4位を上回る可能性を秘める。
男子の20キロ競歩では、山西利和(愛知製鋼)が3連覇に挑戦。前回銀メダルの池田向希(旭化成)がライバルになる。110メートル障害の泉谷駿介(住友電工)は日本勢初の決勝進出だけでなく、表彰台も狙える。3000メートル障害の三浦龍司(順大)は東京五輪に続く入賞を目指す。
女子はやり投げで前回銅の北口榛花(JAL)が、7月に今季世界1位に当たる67メートル04の日本新記録を樹立。日本選手最上位でメダリストとなり、パリ五輪代表入りを決められるか注目される。走り幅跳びで7月に6メートル97の日本新記録を出した秦澄美鈴(シバタ工業)、1500メートルと5000メートルに出場する田中希実(ニューバランス)は入賞なるか。
[時事通信社]

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