2023-08-17 14:23スポーツ

仙台育英の高橋、ピンチで真っ向勝負=直球の伸び取り戻す―高校野球

履正社に勝利し、喜ぶ仙台育英2番手の高橋=17日、甲子園
履正社に勝利し、喜ぶ仙台育英2番手の高橋=17日、甲子園

 仙台育英が1点を勝ち越した直後の八回2死一、三塁のピンチ。けがでスタメンを外れていた強打者の坂根が代打で登場した。球場が大きく盛り上がる中、高橋は冷静に考えを巡らせた。「初打席の打者なら自分の直球が通用する。押そう」。直球を続け、4球目の高めの144キロで空振り三振に。珍しくガッツポーズで喜びを表した。
 大会を通して、直球への自信を付けてきた。1回戦では球に伸びがなく、4回5失点と昨夏の優勝投手らしくない内容。「肩と肘のインナー(マッスル)が落ちていたのが一番の要因。指の掛かりが悪かった」といい、チューブを使った練習で肩周辺の筋肉を鍛えた。
 2回戦は1回を投げて2奪三振。この日は「キャッチボールの時から伸びていると感じた」と、さらに状態が良くなった手応えがあった。六回から登板し、無失点で投げ切る好救援。九回1死一塁でも、外角直球でイメージ通りに遊ゴロ併殺打に抑えて締めくくった。
 捕手の尾形は小学校時代からのチームメートで、直球を生かすリードで後押ししてくれた。「自分の意図も全てくみ取ってくれる。もう一度、2人のバッテリーで日本一になれればいい」。強敵との接戦を物にして連覇へ近づき、背番号1の背中は一回り大きく見えた。 
[時事通信社]

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