2023-08-01 05:24スポーツ

ピッチクロックで時短=都市対抗で初導入、課題も―社会人野球

都市対抗野球で初めて導入されたピッチクロック用のタイマー=7月25日、東京ドーム
都市対抗野球で初めて導入されたピッチクロック用のタイマー=7月25日、東京ドーム

 7月に行われた社会人野球の都市対抗大会で、初めてピッチクロック(投球間の時間制限)が導入された。日本野球連盟によると、1試合の平均時間は昨年と比べて約7分短縮されて2時間37分。一定の効果を示した。同連盟の谷田部和彦専務理事は「これほど時間が短縮できたのは初めて。それなりの成果があった」と語った。
 社会人野球では今季から「スピードアップ特別規程」を定め、投手は走者がいない場合は12秒以内、走者がいる場合は20秒以内に投球しなければならないなどとした。
 一方で、課題も浮かび上がった。勝ち越し打と思われた安打が相手投手のピッチクロック違反で取り消され、やり直しとなるケースがあった。谷田部専務理事は、タイマーを確認する塁審から球審への伝達遅れが一因と指摘。外野に置けるような大きなタイマーがなく、球審は直接時間を確認できない状態だった。
 走者がいる場面で1度目の違反は警告、2度目でボール宣告となるはずが、球審が1度目でボール宣告をしてしまうミスもあった。
 選手たちは新しいルールに戸惑いながらも順応し、前向きな意見が目立った。けん制球を入れながら相手打者のタイミングをずらす投球スタイルの三菱重工Eastの大野亨輔投手は、最初は苦労したというが「今のところは時間をうまく使えていると思う」と話した。
 米大リーグもピッチクロックを導入する中、国内で先駆けとなった。谷田部専務理事は「社会人野球の魅力を引き上げることが一番の目標。改善策を考えながら、これからも運用を続けていく」と話した。 
[時事通信社]

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