物価高、95%が実感=15年ぶり過去最高―日銀調査

日銀は12日、6月の「生活意識に関するアンケート調査」結果を発表した。それによると、1年前と比べ物価が「かなり上がった」「少し上がった」と回答した人の割合は計95.5%と、リーマン・ショック当時の2008年9月調査(94.6%)を上回り、約15年ぶりに過去最高を更新した。
原材料高や電気代の上昇を背景に食品など生活必需品の値上げが続く中、物価上昇を実感する人は4回連続で9割を超えた。物価上昇により家計が圧迫され、暮らし向きにも悪影響を及ぼしている。
「かなり上がった」との回答も66.3%と過去最高を更新。1年後の物価については「かなり上がる」「少し上がる」と予想した人の割合が計86.3%となった。
暮らし向きについて、1年前と比べて「ゆとりがなくなってきた」との回答は56.8%と4回連続で半数を超えた。その理由を複数回答で尋ねたところ、「物価が上がったから」と答えた割合は89.2%に上った。「ゆとりが出てきた」と答えた割合から、「ゆとりがなくなってきた」の割合を引いた「暮らし向きDI」はマイナス52.7と、7回連続で悪化した。
調査は全国の20歳以上の個人を対象に3カ月ごとに行う。今回は5月11日から6月6日にかけて実施し、2110人から回答を得た。
最新動画
最新ニュース
-
カードに新アプリ=スマホ決済、ポイントも―角田三菱UFJニコス社長
-
NY株、続落
-
化石燃料「秩序ある段階的廃止」を=成果文書草案で複数選択肢―COP28
-
NY円、146円台後半
-
主要都市への地上侵攻間近か=イスラエル、住民に警告―「恐怖と不安」住民パニック・ガザ南部
写真特集
-
【野球】プロ野球の歴代首位打者
-
【男子体操】橋本大輝
-
【野球】阪神タイガース「18年ぶりセ・リーグ優勝」
-
【バスケ】バスケットボール男子「日本代表」
-
【野球】1980年代 「夏の球児」
-
【ラグビー】日本代表〔ラグビーW杯2023〕
-
【サッカー】なでしこジャパン
-
【野球】プロ野球の歴代本塁打王