2023-07-03 20:12政治

昨年度税収、71兆円超え=3年連続で過去最高―法人、消費、所得税が軒並み増

一般会計税収の推移
一般会計税収の推移

 財務省が3日発表した2022年度の一般会計決算概要によると、国の税収は前年度比6.1%増の71兆1374億円だった。3年連続で過去最高を更新。企業業績が回復して法人税収が膨らんだほか、歴史的な物価高で消費税収が増えた。賃上げの動きが広がったことにより、所得税収も伸びた。
 21年度の67兆379億円を約4兆円上回った。税収の多くを占め、「基幹3税」と呼ばれる法人税、所得税、消費税がいずれも増収だった。全体の税収は、リーマン・ショック後の09年度に40兆円を下回った後、ほぼ一貫して右肩上がりで増え、初めて70兆円を超えた。22年度は昨年11月の補正予算編成時点で68兆3590億円を見込んでいたが、想定を大きく上回った。 
 基幹3税の内訳を見ると、法人税はコロナ禍から企業の業績が回復したことを受け、9.5%増の14兆9398億円。消費税は円安や資源価格の高騰による物価上昇の影響や個人消費の持ち直しによって、5.4%増の23兆793億円となった。所得税も企業の賃上げや、株式などの配当収入の伸びを反映して5.3%増の22兆5217億円だった。
 一方、歳出面では、予算の使い残しを示す「不用額」が、コロナ対応予算などで11兆3084億円に上り、過去最大だった。不用額の増加や税収の上振れなどを受け、赤字国債12兆円分の発行を見送った。
 歳入から歳出を差し引いた純剰余金は2兆6294億円と、過去2番目の高水準だった。

 
 ◇22年度の国の主な税収
一般会計分合計  71兆1374億円
        (67兆 379億円)
  うち法人税  14兆9398億円
        (13兆6428億円)
    消費税  23兆 793億円
        (21兆8886億円)
    所得税  22兆5217億円
        (21兆3822億円)
(注)カッコ内は21年度の決算額

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