7000年前の石の遺構、工具店建設で破壊 仏カルナック
【パリAFP=時事】フランス北西部ブルターニュ地方のカルナックで、7000年前のものとみられる「メンヒル」と呼ばれる石の遺構39個が工具店建設のために破壊されたとして、地元考古学者が怒りの声を上げている。≪写真はフランス北西部ブルターニュ地方のカルナックにある巨石群「カルナック列石」〈資料写真〉≫
破壊されたのは高さ50センチ~1メートルの石で、観光名所となっている巨石群保護区の近くに位置していた。この土地では、昨年8月にカルナック市長室から建設許可を得た工具店チェーンのミスター・ブリコラージュが店舗の建設を進めている。
オリビエ・ルピック市長はAFPに対し、「法律に従った」と主張。着工前にこれらの石を調査したところ、「考古学的価値が低い」との結果が出たと説明した。また、この土地は保護区に指定されておらず、商業地に指定されていたとも指摘した。
だが地元考古学者のクリスチャン・オベルツ氏は7日、AFPに対し、当局が適切な調査を怠ったと批判。「石がメンヒルであるかどうかを調べる考古学的発掘も行われなかった」と主張した。【翻訳編集AFPBBNews】
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