2023-06-09 19:40

立民・松原氏が離党届=新東京26区で無所属出馬の意向

 立憲民主党の松原仁・元拉致問題担当相(66)=衆院東京3区=は9日、党本部に離党届を提出した。この後、国会内で記者会見し、次期衆院選で希望している新東京26区からの出馬を党が認めないことを理由に挙げた。その上で、新26区から無所属で出馬する意向を明らかにした。
 立民の岡田克也幹事長は記者団に、離党届の扱いに関し、「受理せず預かると(松原氏に)申し上げた。離党してほしくない」と述べた。週明けの執行役員会で協議する。早期の衆院解散・総選挙が取り沙汰される中、態勢づくりを急ぐ執行部にとり痛手となりそうだ。
 従来の東京3区は品川区の大部分と大田区の一部、島しょ部で構成される。衆院小選挙区の「10増10減」に伴い、新3区は品川区全域と島しょ部となり、大田区の一部は目黒区全域と新26区を構成する。立民都連は松原氏に新3区での出馬を求めてきた。
 松原氏は会見で、他党から出馬する可能性について問われ、「後援会での協議ということになる」と述べるにとどめた。当面は立民会派所属のまま国会活動を続けたいとの意向も示した。
 松原氏は東京都議を経て、2000年衆院選で初当選。当選8回。 
[時事通信社]

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