2023-06-09 05:15社会

マンションで不審火相次ぐ=バイクなど30台炎上―千葉県警

浦安市のマンション駐輪場連続不審火
浦安市のマンション駐輪場連続不審火

 千葉県浦安市のマンション駐輪場で5月、バイクや自転車が燃える不審火が4件相次いだ。いずれも週末や祝日の夜に発生、火の気のない場所で計30台以上が被害に遭った。1件目の被害から1カ月余りが経過したが、県警浦安署は連続放火の疑いもあると見て警戒を続けている。
 1件目は大型連休中の5月3日深夜、同市日の出のマンション駐輪場で発生、バイク1台と自転車16台が炎上した。13日未明には同じマンションの別棟でバイク8台と自転車10台以上が燃え、駐輪場の屋根も焼けた。
 14日夜、さらに別の棟でバイク1台を焼損。21日深夜には、約650メートル離れた同市明海のマンション駐輪場でバイクと自転車1台ずつが燃えた。
 日の出のマンション駐輪場では18日夜、止めてあったバイクの給油口が壊され、燃料タンク内にペーパータオルのようなものが詰め込まれていた。 
 捜査関係者によると、一部の火災現場からはオイル缶や紙の束が見つかった。浦安署は現場周辺に捜査員などを配備、地元消防も夜間に巡回するなど警戒している。
 現場はJR新浦安駅から約2キロ離れたマンションが立ち並ぶ地域。住民の80代女性は、「3件目の駐輪場が部屋から見えるので、いつも気にしてのぞいている」と不安げな様子。別のマンションに住む70代男性は「早く捕まってほしい」と話した。

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