結婚30年「感慨ひとしお」=両陛下、歩みに感謝

天皇、皇后両陛下は9日、結婚から30年を迎えられた。宮内記者会に「感慨もひとしおです」と文書で感想を寄せ、「喜びを分かち合い、時には悲しみを共にし、これまでの歩みを進めてこられたことに深い感謝の念を覚えます」と記した。
両陛下はこの30年間に日本が阪神大震災や東日本大震災などに見舞われ、この3年余りは新型コロナウイルスが社会に大きな影響を与えたと指摘。感染状況は落ち着きを見せ、安堵(あんど)しているとする一方、「今なお様々な困難を抱えている人々の身の上を案じています」と気遣った。
3~4日に岩手県陸前高田市などを訪問。即位後初めて東日本大震災の被災地を訪れたことについて「人々の不断の努力と協力によって復興が着実に進んできていることを目の当たりにし、感慨深く思いました」と述べた。
上皇ご夫妻が常に国民の幸せを願い、心を込めて務めに取り組んできた姿を見てきたと言及し、「そうしたなさりようを心に刻みながら、今後とも国民の幸せを願い、二人で協力しながら務めを果たしていくことができれば」とつづった。
その上で、世界や社会が変化していく中、「国民と苦楽を共にするという皇室の在り方が大切であるとの考えを今後とも持ち続けていきたい」と記した。
成年皇族となった長女愛子さまについては「愛子が学び、経験する一つ一つのことが、私たちにとっても新たな学びへとつながっている」とした。
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