2023-06-05 18:10

加藤豪、日本で好スタート=異色の経歴が武器―プロ野球・日本ハム

 異色のルーキーのバットが止まらない。米国出身で、大リーグのメッツ傘下3Aから日本ハムに今季入団した加藤豪将内野手。右脇腹の肉離れで開幕には出遅れたが、5月25日のデビューから出場8試合連続安打をマークし、打率4割6厘、4本塁打。昨季までマイナーが主戦場だった28歳が、日本で好スタートを切った。
 周囲の見立てとは異なり、際立つのが長打力だ。5月31日のヤクルト戦で日本球界1号から2打席連発。2、3日の巨人戦では2試合連続アーチを架けた。自らの強い希望でドラフト3位指名を実現させた新庄監督は、「二塁打をたくさん打ってくれる」中距離打者をイメージしていたという。
 一発もあり、打率も残せる。ここまでの活躍にはマイナーでの経験が生きている。米球界ではチームごとに求められる打撃のタイプが異なった。「いろいろなバッターにならないと使ってもらえない。僕は工夫しないといけなかった」。ヤンキースでは打球速度や角度、パドレスではストライクゾーンのコンタクト率―。メジャーの舞台を夢見ていくつもの球団を渡り歩くうちに、幅広い能力が身に付いていった。
 好成績にも慢心はない。慣れない投手の研究をしながら打席に立ち、「日本の野球も僕を勉強してくる」と気を引き締める。
 加藤豪の好調とともに、チームも上り調子。交流戦は2カード連続勝ち越しでスタートした。「勝つために自分は何ができるか。マイナーの時からずっと、そういう考えでやってきた」。パ・リーグ4位で上位に食らい付く戦いが続く中、頼もしい存在となっている。(成績は5日現在)。 
[時事通信社]

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