真城、的絞らせず快挙=悔しさ糧に体力アップ―全日本大学野球
最後の打者を遊飛に打ち取り、天理大の真城は駆け寄ってきた捕手の小林らと笑顔で喜びを分かち合った。史上8人目のノーヒットノーラン。「うれしかった。ほっとした」。声が弾んだ。
「変化球も真っすぐも全体的に良かった」。直球の球速は130キロ台後半の右腕。それでも、カーブ、チェンジアップ、スプリット、カットボールなどの多彩な球種を丁寧に制球し、相手打線に的を絞らせなかった。
快挙達成が頭をよぎったのは七回終了後。「意識して力が入った」という八回、先頭にこの日四つ目の四球を与えたが、後続はストライク先行でぴしゃり。投球フォームを修正した九回は11球であっさりと片付けた。
昨年大会に苦い思い出がある。1回戦の名城大戦で七回まで無失点だったが、八回にピンチを招いて降板し、2番手が3ランを浴びて逆転負け。「あそこで代えられたのは悔しかった。最後まで投げ切れる投手じゃないとエースではない」
ランニングや投げ込みで、こつこつと体力づくりに励んだ。「量を増やして質を上げ、しっかりやり切ってきた」。この1年間の地道な努力が、119球に詰まっていた。
[時事通信社]
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