レーダー問題、再発防止へ協議加速=日韓防衛相、3年半ぶり会談
【シンガポール時事】浜田靖一防衛相は4日午前(日本時間同)、韓国の李鐘燮国防相とシンガポールで会談した。火器管制レーダー照射問題を含む懸案の再発防止に向け、防衛当局間の協議を加速することで一致。北朝鮮の「軍事偵察衛星」打ち上げを非難し、日韓、日米韓の防衛協力強化も確認した。日韓防衛相会談は2019年11月以来、約3年半ぶり。
会談後、浜田氏は記者団に「レーダー照射問題などあらゆる議論を行った。引き続き韓国と意思疎通を行う」と述べた。ただ、韓国側との具体的なやりとりは明かさなかった。
聯合ニュースによると、李氏も記者団に「再発防止策を講じることに重点を置くことで一致した。実務協議から始めて、解決していく」と語った。
レーダー照射問題は文在寅政権下の18年12月に発生した。韓国軍艦艇が日本海で海上自衛隊の哨戒機に火器管制レーダーを照射したとして、日本側が謝罪と再発防止を要求。韓国側は海自機が低空飛行で威嚇したと反論し、双方の主張が対立している。
会談で浜田、李両氏は、北朝鮮による5月31日の「軍事偵察衛星」打ち上げについて、国連安保理決議違反との認識で一致。3日にシンガポールで行われた日米韓防衛相会談では、年末までにミサイル情報の即時共有を進めることを決めている。
日韓関係は今年3月以降、岸田文雄首相と尹錫悦大統領が首脳会談を3回開催し、急速に改善。防衛分野でも交流が相次ぐ。日韓安全保障対話が4月、5年ぶりに再開。5月末には海自護衛艦「はまぎり」が自衛艦旗である「旭日旗」を掲げて韓国・釜山に入港した。
◇日韓防衛相会談ポイント
一、火器管制レーダー照射問題を議論
一、懸案の再発防止のため協議加速
一、日韓、日米韓の防衛協力を強化
一、北朝鮮の「軍事偵察衛星」打ち上げを非難
[時事通信社]
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