西岡、苦境で闘志に火=実力証明、全豪に続く躍進―全仏テニス
勝負の分かれ目は第2セット。西岡は5―5の第11ゲームでライン際のショットを相手のポイントとされ、「ノーウェー(あり得ない)」と叫んで主審に抗議した。判定は覆らず、さらに反則のポイントを取られてブレークを許した。この苦境で「(心に)火が付いた。ファイトする精神に入った」。
第12ゲームでブレークを奪い、タイブレークに。3―6と追い込まれたが、「中途半端に打つのはやめよう」。スイッチを入れると、フォアハンドをコート深くに打ち込むなど攻勢に出て、第2セットを奪い返した。
予選を突破し、1回戦で第2シードのメドベージェフ(ロシア)を破った相手が、第2セット終盤から球の威力と精度が落ちたのも見逃さなかった。「(気持ちが)抜ける瞬間が見えた。粗末になっていた」。強打も粘り強く拾ってミスを誘い、最終セットは第1ゲームをブレークして相手の心を折った。
全豪オープンに続く16強で、確かな実力を証明。戦後の全仏男子シングルスの日本勢では、錦織に続き2人目のステージに到達した。3試合で計10時間を超え、左脚の付け根には痛みがある。「リカバリーして、いい状態で臨みたい」。自身初の四大大会8強に再び挑む。(パリ時事)
[時事通信社]
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